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2 0 1 8年 3 月 5 日
株式会社日本格付研究所(JCR)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
株式会社あおぞら銀行
(証券コード:8304)【変更】
長期発行体格付 A- → A 格付の見通し 安定的
■格付事由
(1) 旧日本債券信用銀行を前身とする資金量約3兆円の銀行。格付は、強みのある複数の業務を源泉とする 収益力や比較的良好な資産の質と資本水準に支えられている。超低金利とこれを背景とした激しい競合
が続いているものの、得意分野での事業基盤は維持されているうえ、収益源の多様化が進み、厳しい環
境に対する耐性は高まっている。資産の質も前回の格上げ時から一層改善した。JCRではこれらの点を
踏まえて、長期発行体格付を1ノッチ引き上げた。
(2) 超低金利の継続など厳しい事業環境の中で、連結業務粗利益は伸び悩んでいる。しかし、不動産ファイ ナンスや事業再生ファイナンスなどで従来から有してきた専門性と顧客基盤を活かし、収益機会を的確
に捕捉できており、他の国内銀行対比で高い収益力を維持している。北米を中心とする海外貸出や海外
ETF の積み増しなどにより、足元で資金利益は増加している。非資金利益は、地域金融機関向けの金 融商品販売の反動減があるものの、法人の M&A 仲介、富裕層シニア向けの資産運用サービスなどの分 野を中心に底堅く推移している。連結最終利益も安定的に推移している。収益の変動性が高いプロダク
トの比重は大きいものの、事業環境が変化する中でも複数の業務が収益を支える構造が定着してきた。
(3) 金融再生法開示債権比率は 17 年 12 月末において 0.22%と低い。不動産ファイナンスなど特定分野に 対する与信集中度が高いものの、規律ある慎重な与信スタンスのもと、与信費用は4年連続で戻入とな る見込みである。貸倒引当金の算出方法は厳格で、貸倒引当率が他の大手行比で高い。ただ、海外向け
貸出が、近年速いペースで増加し貸出残高の3分の1超を占めており、有価証券投資においても外国債 券や海外クレジット投資の構成比が高くなっている。JCRでは外貨調達の状況とリスクテイク方針を注
視していく。
(4) 17 年 12 月末の連結コア資本比率は 10%台後半であるなど資本はA レンジ相応の水準を維持している。 資本については経過措置対象の Tier2 資本を含まないなど、質も良好である。海外貸出の増加等による リスクアセットの増加が引き続き見込まれるものの、内部留保の蓄積によって、格付に見合う資本水準
を維持することは可能とJCRではみている。
(担当)炭谷 健志・幾島 真
■格付対象
発行体:株式会社あおぞら銀行
【変更】
対象 格付 見通し
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格付提供方針に基づくその他開示事項
1. 信用格付を付与した年月日:2018年3月1日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:松村 省三
主任格付アナリスト:炭谷 健志
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、JCR のホームページ(https://www.jcr.co.jp/)の「格付関連情報」に「信用格付の
種類と記号の定義」(2014年1月6日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、JCR のホームページ(https://www.jcr.co.jp/)の「格付関連情報」に、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014年11月7日)、「銀行等」(2014年5月8日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 株式会社あおぞら銀行
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての JCR の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、JCR が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・格付関係者が提供した監査済財務諸表
・格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
JCR は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. JCRに対して直近1年以内に講じられた監督上の措置:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、JCRが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、JCRは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、JCRは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。JCRは、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、JCRの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。JCRの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。JCRの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、JCRが保有しています。JCRの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、JCRに無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NRSRO 登録状況
JCRは、米国証券取引委員会の定めるNRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating Organization)の5つの信用格付クラスのうち、以下の4クラス
に登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g-7(a)
項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJCRのホームページ(https://www.jcr.co.jp/en/)に掲載されるニュースリリースに添付しています。
■本件に関するお問い合わせ先